
鳩はその行動によって4段階に変化します。
被害の程度も変わってくるのでまずその状態を知りましょう。
鳩は帰巣本能がたいへん強いため、
被害の程度の軽い「休憩鳩」「待機鳩」の段階で手を打つことが肝心なのです。
カワラバト、イエバトが野生化した初期のドバトの生息地は、
樹林や神社での生活が中心でしたが、
近年は市街地や海沿いの工場地帯などに集中するようになってきました。
これは、ドバトの餌となる食物が近くにあること、
コンクリートの建物や橋梁などの狭い場所が巣を作る習性があることからも言えます。
それらの場所に集団をつくって生活する鳩は、日の出と同時に活動を開始します。
巣から移動するのは午前中が多く、
朝一番と午後一番に最も多くエサを食べるという統計結果があります。
エサは木の実や昆虫類、トウモロコシやムギを食べますが、
やはり人間の与えてしまうお菓子や、
工場などに落ちた穀類を好むのが都市型の鳩の特徴と言えるでしょう。
鳩害で悩んでいた広島市の調査では、
鳩のエサの7割が公園などで人間が与える食物との結果が出ました。
広島市は鳩にエサを与えることを禁止し、木の実など自然のエサだけにして、
鳩本来の姿に戻そうという活動した結果、およそ8分の1にまで数が減少したそうです。
鳩は昼間エサを採りに出かけると、後の時間はほとんど休憩していることが多く、
餌場近くのビルの屋上などで休んでいる光景をよく見かけませんか。
日没後は橋桁や高速道路下、ビル、マンションにつくった営巣場所に帰り休みます。
鳩の寿命は通常十数年。長生きな鳩で20年近く生きるものもいるといわれます。